「患者の心をつかむのが整体師の務め」

普通の会社には営業部門というものがあります。

モノやサービスが売れて、売上が上がり利益が出て

初めて会社の経営は成り立ちます。

営業力が会社の成否を決めるわけです。

ですので、会社の中で営業部門は重要な部署で

花形と言われたりもします。

しかし、プロフェッショナルな会社には

基本的に営業が存在しません。

弁護士事務所にも、税理士事務所にも、医者にも営業部門は

存在しないですよね。

それは、プロフェッショナルな会社では、

営業活動をプロフェッショナル自身が行うのが常だからです。

弁護士の営業活動は弁護士自身が行うし、

医者に営業活動があるとすれば、それは医者自身が行うものです。

整体院もその類に属します。

他の人がやることではないし、他の人では務まらないのです。

実際、なぜ身体を壊しているかというのは、

本人が薄々気付いていて、

ただはっきりと認識できていないことが多いです。

我々はそのあいまいになっている部分を

はっきりと提示し教えてあげることが重要になります。

多くの場合、患者の肌感覚と見事に合致します。

一見症状について、意外な説明、結論と

思われることがあっても、

よくよく考えてみると

納得と思って頂けることが多いですよね。

この時点で、患者は先生を信頼します。

先生の説明や視点、アドバイスに

価値を見出すようになります。

そこから、ようやく本当の整体師、

身体のコンディショニングアドバイザーとして

スタートするわけです。

整体師の仕事とは、患者とともに、

何が最重要の問題であるかを共有して、

一緒に課題を解決していく関係を作り上げていくことです。

そして良い習慣付けをさせてあげることです。

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