「心が通じるということ」
うちの祖母は、10年以上前に認知症になり
娘の事も我々孫の事もわからなくなっていました。
施設に会いに行っても
「あんた誰?」
「〇〇君? 聞いたことないなー」
って感じです。
当然会話になるわけでもなく、
祖母とはだんだん疎遠になっていきました。
しかし、面白いもので
亡くなった祖母とは会話が出来るんですね。
(もちろん、特殊な能力があるわけではなく
頭の中での話ですが・・)
昔のような祖母が存在するわけです。
亡くなっても「心が通じている」と
感じました。生きていた時以上に・・。
日頃は「忙しい」「遠くに住んでいる」を
理由にあまり親孝行をしていませんが、
人の死に直面すると、
今自分が存在しているのは
両親はじめ、ご先祖様、兄弟、家族、
職場の仲間、友達などたくさんの方たちに
支えられていることに気づきます。
「感謝」の気持ちが自然に湧いてきます。
元気なうちに少しは親孝行をして、
もっともっと人のために役立つ人間になって
いかないといけないなーと思いました。