「ジョギングとウォーキングどちらが健康的か?」
中高年の人たちにとって運動能力を高めたり、
筋力アップといったトレーニング効果を
得たいのであればジョギングは一番身近な方法です。
しかし、ジョギングのほうがウォーキングよりも
健康効果が高いかというとそうではありません。
ジョギングは、運動量が大きいため、
どうしても呼吸が速く、浅くなり
副交感神経のレベルを下げてしまいます。
呼吸が浅くなると血流が低下し、
末梢の細胞や神経に酸素や栄養が
行き渡らなくなって危険です。
とくに中高年は、そもそも副交感神経のレベルが
低下しているので、それをさらに下げるような
運動はかえって体を老化へと追いやる可能性があり
好ましくありません。
「健康」ということを考えるのであれば、
呼吸が浅くなってしまうような運動はよくありません。
健康効果を望むのであれば、ウォーキング程度の
軽い運動が望ましいです。
より具体的に言うなら、きちんと横隔膜を
上下させて行う「深い呼吸」をしながら
行える程度の運動です。
深い呼吸が行えれば、副交感神経は低下しないので、
末梢まで充分な酸素と栄養を供給しながら
運動することができます。
最近注目のポールウォーキングは、
やり方によって若者向けのエクササイズにもなるし
中高年向けの健康的な運動にもなります。
ポールウォーキングのコミュニティー等を運営する際、
参加者の年齢や目的によって歩くスピードや
歩き方を考慮し、好結果を生むよう
実施していきましょう。