相手の質問に無言は禁物・・・

とってもお恥ずかしい話ですが、

一昔前の失敗談をこれからご紹介いたします

 

海外から帰国された放送関係のTさん

 

日本の仕事と海外赴任時の生活と仕事環境が、

原因で体調が崩れてしまい

 

うつ症状を発症して当院に来院。

 

頭痛、肩こり、からだの重だるさを訴えて

月に2~3回、3か月ほど継続して来院され

ておりました。

 

が、ある日事件が起こりました・・・

 

その日は、いつもよりTさんの頭痛が重く

体調がすぐれません

 

施術中にTさんは、少し窮屈そうな

表情をしておられました

 

そして、私に

「動いていいですか・・・」

と、小さくささやかれました。

 

大きな体格をした男性のTさん

 

私はやってしまいました

 

小さくうなずくだけで

了承を伝えたつもりが・・・

 

 

そうです

 

うつ症状で辛いTさんには

 

自分の訴えを聞き入れてくれない・・・

 

自分を認めてくれない・・・

 

と、認識されてしまったようで

 

施術を終了したところ、

料金を差し出して

逃げ出すように帰宅されました

 

 

この日の教訓は、

施術者は相手の質問や注文に

はっきりと回答しなければならない

 

暗黙の了解というものは

治療院経営の中には通用しない

 

相手も理解したであろうと

施術者が勝手に判断してはいけない!

 

コミュニケーションの失敗は、

失言だけではありません

 

無回答という

重大な失敗が隠されていたのです

 

私は、この失敗体験を

必ず、スタッフや研修生などに

伝えるようにしております。

 

いつも、相手の立場に立って

最善のコミュニケーションをとることが

最高のホスピタリティーとなる

 

皆さんの参考になれば・・・嬉しいです。

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