「プラスのスパイラルを作る」
ロンドンオリンピック、体操の内村航平選手が、
個人総合金メダルに輝きました。
「金メダル間違いなし!」と期待されて臨んだオリンピック。
相当なプレッシャーがあったことでしょう。
試合前の練習や、団体戦では
今までにないミスが続き
力を出し切れず苦しんでいた様子は、
テレビを通して伝わってきていましたね。
しかし、良くこの短期間で立て直し
個人総合で金メダル獲得に繋げたと思います。
では、どんな気持ちで個人戦に臨んだのでしょうか。
表彰直後のインタビューの抜粋です。
*************
苦しくて、今日の試合もどうなるかとは
思っていたんですけど
気持ちだけは強く持って、日本のチームのために、
国民のみなさんのためにも、
やっぱり強い気持ちで演技しなきゃと思って。
それが、演技に出てよかったなと思います。
(中略)
アナ:<日本の皆さんへのメッセージを・・・>
ただただ、「ありがとう」といいたいですね。
そして、これからも体操人生は続くので、
その体操人生の中の演技で、
みなさんに恩返ししていければいいなと思います。
**************
「日本のチームのために、国民のみなさんのために」
という気持ちで
苦しい場面を乗り越えることで、
「みなさんに恩返ししていく」という気持ちに繋がります。
何かを背負うことは、次へのモチベーションを生みます。
これは、何も金メダルという
結果がよかったからだけではありません。
期待される結果が出なくても、
期待に応えようと一生懸命取り組むことで、
このプラスのスパイラルは作られます。
悔しい結果で、直後そう思えなかったとしても、
必ずプラスに転換することができます。
どんな時でも、どんな人にも、
人には必ず期待してくれている人がいます。
家族や友達、先輩や後輩、上司や部下
恩師、監督・・・顔が浮かんできませんか?
期待に応えられるように、
今日も一生懸命取り組みましょう!